Webアクセシビリティ改善

誰がどこでつまずいているかを捉え、改善の根拠と筋道をつくります。

ツールの点数や見た目の体裁だけでなく、読める・迷わない・操作できる・手続きできる状態をゴールに置きます。現状把握から方針づくり、診断・改善・運用設計まで、プロジェクトの段階に合わせて伴走します。

こんなご相談が多く寄せられています。


対象とスコープ

Webサイトのページ・導線・コンテンツを対象に、読める・操作できる・手続きできる状態かどうかを確認し、改善の筋道をつくります。

対象になるもの

情報提供ページ、フォーム・申込導線、CMS運用ページ、リニューアル前の既存サイトなど

このテーマの範囲外になるもの

Webサイトのページ・導線・コンテンツを対象に、読める・操作できる・手続きできる状態かどうかを確認し、改善の筋道をつくります。対象範囲・優先ページ・除外理由は、着手時に一緒に整理します。
スマートフォンアプリなど、Web以外の環境についてはご相談ください。

Web制作・コーディング実装・CMS構築など、プロジェクトに必要な専門パートナーとの連携も可能です。
連携パートナーについて詳しく見る


よく寄せられるご相談

  • ウェブアクセシビリティを改善したいが、どこから手をつければいいかわからない
  • リニューアル前に、現状の課題と優先順位を整理したい
  • フォームや申込導線で「送れない」「迷う」といったつまずきを解消したい
  • ツールでチェックしたが、ユーザーの体験まで把握できておらず不安がある
  • 公共性の高いサイトで、説明責任や監査のために根拠のあるレポートが必要
  • リニューアルやCMS移行に向けて、現状の課題と優先順位を整理したい

提供内容と成果物

現状把握・診断

ツールチェック+目視による課題の洗い出し、障害当事者・多様な利用者によるユーザビリティ調査、導線・体験を通じた操作レビューを行います。

→ スコープ定義、診断結果(課題一覧・再現手順・影響・優先度・修正方針)

方針・設計

アクセシビリティ方針の策定、改修に向けた仕様書・ガイドラインの作成、対象ページのスコープ定義と優先度整理を行います。

→ アクセシビリティ方針、改修計画、仕様書・ガイドライン

改修支援・運用設計

改修計画の策定、改修後の再チェックと根拠の整理、継続的に運用できる仕組みづくりを行います。

→ 再チェック結果(改善の根拠・残課題・次回計画)、運用ガイド

提供内容と成果物の構成は、プロジェクトの範囲や段階によって変わります。どこから始めるかは、初回のヒアリングで一緒に整理します。


主な成果物

現状把握・診断

  • スコープ定義(対象ページ一覧・除外理由・優先度)
  • 診断結果(課題一覧・再現手順・影響・優先度・修正方針)

方針・設計

  • アクセシビリティ方針(目標・問い合わせ先・更新方針)
  • 改修計画(誰が・いつ・どこを・どう直すか)
  • 仕様書・ガイドライン

検証・運用

  • 再チェック結果(改善の根拠・残課題・次回計画)
  • 運用ガイド

成果物の構成はプロジェクトの範囲や段階によって変わります。どこから始めるかは、初回のヒアリングで一緒に整理します。


進め方

プロジェクトの目的や段階によって、どこから始めるかは変わります。以下が基本的な流れです。

  1. 目的と対象の合意 何のために、どこまで、いつまでに取り組むかを整理します。
  2. 現状把握 対象ページ・利用者像・技術制約・既存品質を確認します。
  3. 方針づくり 達成水準・優先順位・運用の前提を決めます。
  4. 診断 ツール+目視+必要に応じた操作レビュー・ユーザーレビューを実施します。
  5. 課題整理 直すべき理由と修正方針を整理します。
  6. 改修支援 設計・実装・コンテンツ・運用のそれぞれに対応します。
  7. 再チェック・運用設計 改善の根拠を整え、継続的に回せる仕組みをつくります。

すべてのステップを通して関わることも、特定のフェーズからの参加も可能です。


転びやすいポイントと対策

ツールチェックで終わってしまう

自動ツールは「見つけやすい問題」には強い一方、意味・文脈・操作感までは拾いきれません。目視チェックや当事者・多様な利用者によるレビューを組み合わせることで、現実のつまずきを捉えます。

チェックリストの全項目クリアを目標にしてしまう

網羅的な対応を目指すあまり、優先度の高い課題への対処が後回しになりがちです。まず「到達できない・操作できない・情報が欠落する」課題を優先して潰すことを大切にしています。

レポートが届いて終わりになってしまう

診断結果が出ても、誰がいつどう直すかが決まらないと改善が進みません。課題整理の段階から改修計画・運用設計までつなげることを前提にしています。

担当者だけが抱えて属人化してしまう

アクセシビリティ対応は一度やれば終わりではなく、更新のたびに維持する必要があります。組織の中で回せる仕組みをつくることを、支援の最後に必ず意識しています。


事例

アートギャラリーエドムオンラインショップ

開発者側によるツールチェックと、Collableによる障害当事者・多様な利用者のユーザビリティ調査を組み合わせて実施。技術的な課題票とユーザー体験レポートという、それぞれの視点に合わせた成果物を届けることで、運営側と開発側が共通の課題を対話できる状態をつくりました。
サイトを見る

アートノト

公共性の高いサービスとして、WCAG 2.1 AAへの準拠を目指した診断・改修支援を実施。テストと改修を繰り返しながら、アクセシビリティ品質の向上に継続的に伴走しています。


ご相談にあたって

詳しい要件が固まっていなくても大丈夫です。まずは以下をお聞かせください。それだけで、最初の一歩を一緒に整理できます。

  • サイトURL(本番環境)
  • そのサイトで最優先にしたいこと(1つ)
  • 重要だと思う利用シーン(最大3つ)

調査に障害当事者・多様な利用者に参加いただく場合は、目的・関わり方・対価・配慮まで含めて設計した上でコーディネートします。

お客様窓口や問い合わせフォームに寄せられているご意見があれば、あわせて共有いただけると現状把握の参考になります。


料金・期間の目安

プロジェクトの対象範囲・ページ数・調査手法・合意形成の複雑さによって変わります。以下を参考にしてください。

支援内容目安金額期間
ツールチェック+目視診断15,000円〜/1ページ1〜2ヶ月
障害当事者によるユーザビリティ調査(簡易)30,000円〜/1ページ1〜2ヶ月
障害当事者によるユーザビリティ調査(導線・体験)300,000円〜/10ページ以内2〜3ヶ月
方針策定・仕様書作成100,000円〜1〜2ヶ月
診断〜改善方針一式150〜200万円3〜6ヶ月
勉強会・研修のアレンジ*要相談

見積りの際は、対象範囲・ページ数・スケジュール・調査手法・合意形成の複雑さによって調整します。また、予算規模によってはご相談の上、関わり方を調整できる場合があります。まずはご連絡ください。

*内容・時間・参加人数によって変わります。


よくある質問

どのページを見ればいいかわかりません。どう進めますか?

着手時にスコープの棚卸しを行います。「重要な導線」「更新頻度」「リスク」「改修難易度」を軸に、代表ページに絞って進めます。ページ数の目安は10〜40ページ程度ですが、サイトの構造やテンプレートの数によって変わります。

ツールでエラーが0ならOKですか?

ツールチェックは入口です。意味・文脈・操作感はツールだけでは拾いきれないため、目視やユーザビリティ調査を組み合わせることを推奨しています。

全ページを見てもらえますか?

全ページを網羅することはお勧めしていません。サイトの多くはテンプレートで構成されているため、代表ページで課題の傾向と優先度を把握する方が効率的です。数百・数千ページあるサイトでも、まず主要な導線とページタイプを押さえることで、改善の筋道はつくれます。

目標の基準(JIS/WCAG)はどう決めますか?

目的や公共性、説明責任の要件に合わせて提案します。現時点ではWCAG 2.1を目安に置く進め方が扱いやすいケースが多いです。

ユーザビリティ調査は誰が行いますか?

基本的には、視覚障害(全盲)・視覚障害(弱視)・感覚過敏などの特性を持つ発達障害の3者によるレビューを前提にレポートを作成します。見えない人・見えにくい人・見えすぎる人の視点を揃えることで、異なる体験の実態を把握できます。調査対象を広げることも可能ですが、まずできるところから始めるという考え方を大切にしています。