組織・領域横断型プロジェクト

社会課題は、一つの組織や立場だけでは動かせない。

行政・民間・NPO・地域住民など、文化も言語も異なる関係者が同じテーマに向かうとき、プロジェクトは非線形に動きます。誰が何を決め、どう動くかの筋道を立てながら、探索と実装を同時に進める。インクルーシブな視点をプロジェクトのOSとして置きながら、その伴走をCollableが担います。


対象とスコープ

複数の組織・立場・領域が関わる社会課題のプロジェクトを対象にします。行政と民間の連携、部署横断の取り組み、地域と企業の共創など、関係者の構造が複雑なプロジェクトほど得意領域です。

プロジェクトの設計・合意形成・場づくり・関係者調整まで関わります。施工・開発・制作そのものは対象外ですが、プロジェクトの設計・運営・コーディネーションなど、幅広く関わります。実装パートナーとの連携設計にも積極的に関わります。

プロジェクトに必要な専門パートナーとの連携も可能です。
連携パートナーについて詳しく見る


よく寄せられるご相談

  • 行政・民間・NPOなど複数の組織が関わるプロジェクトで、誰がどう動くかの筋道が立てられない
  • 部署横断で取り組みを進めたいが、共通言語や合意形成の場がつくれていない
  • 社会課題に向き合うプロジェクトを立ち上げたいが、どこから始めればいいかわからない
  • インクルーシブな視点をプロジェクトに組み込みたいが、どう設計すればいいかわからない
  • 関係者が多く、探索しながら進める必要があるが、プロジェクト管理が追いつかない

提供内容と成果物

プロジェクト設計・立ち上げ支援

関係者の構造・目的・制約を整理し、探索と実装を同時に進められるプロジェクトの全体設計を行います。誰が何を決め、どう動くかの筋道をつくります。

→ プロジェクト設計書、関係者マップ、役割分担の整理

場づくり・ファシリテーション

立場や文化の異なる関係者が共通言語を持ち、共に考えられる場を設計・運営します。ワークショップ・対話の場・合意形成の場まで対応します。

→ ワークショップ設計・進行、対話の記録・可視化

リサーチ・探索支援

当事者や多様なステークホルダーの視点を取り入れながら、課題の実態と介入の機会を探ります。

→ リサーチレポート、インサイト整理、論点整理

関係者調整・合意形成の伴走

組織や領域をまたぐプロジェクトで生じる調整・交渉・合意形成のプロセスを伴走します。

→ 合意形成プロセスの設計、議事録・共有資料

プログラム運営・コーディネーション

イベントやプログラムの当日運営、ボランティアコーディネーション、関係者間の調整まで対応します。

→ 運営設計、当日進行、ボランティアマニュアル

提供内容と成果物の構成は、プロジェクトの範囲や段階によって変わります。どこから始めるかは、初回のヒアリングで一緒に整理します。


進め方

プロジェクトの目的や段階によって、どこから始めるか、どのように始めるかは変わります。多くの場合、計画通りには進まない「探索型」のプロジェクトになるため、以下は一例として捉えてください。状況に応じて設計を見直しながら進めることを前提にしています。

  1. 関係者と目的の整理 誰が関わり、何を目指すのか。関係者の構造と目的を整理します。
  2. 現状把握・課題の探索 関係者それぞれの視点から現状を捉え、介入の機会を探ります。
  3. プロジェクト設計 探索と実装を同時に進められる全体設計をつくります。
  4. 場づくり・対話の実施 関係者が共通言語を持ち、共に考えられる場を設計・運営します。
  5. 合意形成・意思決定の伴走 組織や領域をまたぐ調整・交渉・合意形成のプロセスを伴走します。
  6. 実装・運営の支援 プログラムの運営、ボランティアコーディネーション、実装パートナーとの連携を担います。
  7. 振り返り・次のサイクルへ 得られた知見を整理し、継続的な取り組みへとつなげます。

転びやすいポイントと対策

関係者が多すぎて、誰が決めるかが決まらない

複数の組織が関わるプロジェクトでは、意思決定の主体が曖昧になりがちです。誰がどの範囲で決められるかを早い段階で整理し、合意形成のプロセスを設計することが重要です。

探索と実装が分離してしまう

「まず調査してから」「まず合意してから」と段階を分けすぎると、プロジェクトが止まりがちです。小さく試しながら学ぶサイクルを回すことで、探索と実装を同時に進めます。

インクルーシブな視点が後回しになる

関係者調整や実装に追われると、「誰が参加できていないか」という問いが後回しになりがちです。プロジェクトの設計段階からインクルーシブな視点をOSとして組み込むことを大切にしています。

プロジェクトが担当者個人に属人化する

越境型のプロジェクトは、推進力のある個人に依存しがちです。対話の記録・可視化・共有を継続的に行うことで、プロジェクトの知見を組織に残します。


事例

Shibuya Scramble Lab(渋谷区・公共とデザイン)

渋谷区とデフリンピックをテーマにした官民連携ラボの立ち上げ・実証プロジェクトに参画。行政・民間・NPOが関わる複雑な関係者構造の中で、リサーチ型街歩き・ワークショップ・企業向け研修など複数のプログラムを設計・運営しました。渋谷区内の部署横断の取り組みと民間企業との協働を同時に進める探索型プロジェクトです。
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ピノキオプロジェクト(柏の葉)

柏の葉エリアを舞台に、子どもたちが主役となって街に関わる参加型アートプログラムの企画・運営に携わりました。街の店舗や施設を巻き込みながら、子どもたちが街への愛着と自分たちでつくる感覚を育てていくこのプロジェクトに、複数年にわたって関わりました。多主体が関わる実行委員会制のプロジェクトで、企画プロセスへの参加と当日運営の取りまとめ・ボランティアコーディネーションを担当しました。


ご相談にあたって

お問い合わせの際に、以下の情報をお知らせいただけるとスムーズです。

  • 現状の課題や背景(なぜ今、このテーマに取り組もうとしているか)
  • 関係する組織・関係者の構成(わかる範囲で)
  • プロジェクトの現在の状況(立ち上げ前・進行中・行き詰まっているなど)
  • タイムライン・期限(あれば)
  • 予算感

料金・期間の目安

関わり方によって大きく異なります。月次の伴走・アドバイザリーとして関わる場合から、プロジェクト全体の設計・運営を一括して担う場合まで、範囲と役割によって変わります。まずはご状況をお聞かせください。


よくある質問

行政との協働経験はありますか?

あります。渋谷区との官民連携ラボの実証プロジェクトをはじめ、自治体や公共機関との協働実績があります。

すでに動いているプロジェクトに途中から入ってもらえますか?

可能です。立ち上げからの参加だけでなく、進行中のプロジェクトへの途中参加にも対応しています。まずは現状をお聞かせください。

関係者が多く、まとめるのが難しい状況ですが、相談できますか?

ぜひご相談ください。関係者の構造が複雑なプロジェクトほど、Collableの得意領域です。

テーマや領域の専門知識がなくても依頼できますか?

問題ありません。必要な専門性がある人材を一緒に探してアサインすることも含めて対応できます。「何が必要かわからない」という状態からでも、一緒に整理します。

プロジェクトの規模はどのくらいから対応できますか?

規模は問いません。小さな取り組みから大きなプロジェクトまで、まずはご相談ください。

Collableはどのような立場でプロジェクトに関わりますか?

業務委託・共同主体・外部アドバイザーなど、プロジェクトの性質や関係者の構造によって最適な形は異なります。「どういう立場で入るとよいか」も含めて、最初にご相談させてください。