Collableプロジェクトポリシーは、私たちが企業・団体・自治体などの皆さまと協業する際に、「どういう価値観で仕事をするか」「どんな姿勢で一緒に取り組みたいか」を共有しています。
7 Values
- まだ見ぬ理想を、一人ひとりと探します(多様性)
- ひらいて、一緒につくります(開放性)
- 学びを、個人とチームに還元します(学習)
- 不確実性を、味方にします(柔軟性)
- 揺れを抱え、対話を続ける文化を育てます(レジリエンス)
- 境界をまたいで、つなぎ直します(越境)
- ユーモアと遊び心で、関係をつくります(遊び)
約束
7つのValuesを、日々の協業での姿勢として言葉に落としたものです。「私たちの約束(Collable Promises)」はそれぞれの個人があらゆる協働において大切にしたい姿勢や考え方、「一緒に守りたい約束(Working Together Promises)」は協業チームとしてご一緒するみなさまと共有したい姿勢です。
Value 1. まだ見ぬ理想を、一人ひとりと探します(多様性)
プロジェクトに関わるすべての人は、それぞれに異なる経験、文脈、見え方を持っています。既存の「ユーザー像」や平均値に閉じず、その一人ひとりの違いの中から、まだ誰も見たことのない理想を手探りで探し続けます。当事者との協働は、その探索の核心にあります。取りこぼしが起きやすい状況ほど、立ち止まり、拾い上げ、確かめながら進めます。
私たちの約束(Collable Promises)
- 「普通のユーザー」や「平均的な利用者」を前提に設計を始めません。
- プロジェクトに関わるすべての人の、それぞれの状況や文脈を大切にします。当事者も、クライアントも、私たち自身も。
- 些細に見えることを、些細にしません。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 「こういう人たちのためのもの」という決めつけを、一緒に問い直し続けます。
- あなた自身の経験や状況も、このプロジェクトにとって大切な視点です。遠慮せず持ち込んでください。
Value 2. ひらいて、一緒につくります(開放性)
Collableの場とプロジェクトは、基本的にひらいてあることを大切にします。関わる人に情報がオープンで、知りたいことが知れて、関わりたいときに関われる。ひらき方は一つではありません。関わる人それぞれのオープンマインドを大切にしながら、その形を一緒に探していきます。
私たちの約束(Collable Promises)
- プロジェクトの情報や進捗を、関わる人にひらいた状態で進めます。
- 「知らせない」より「どうひらくか」を先に考えます。
- ひらき方は一つではないと知っています。関わる人や目的に応じて、その形を柔軟に変えます。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 知りたいことを聞ける、関わりたいときに関われる場をつくります。そのための入り口を、一緒に考えさせてください。
- あなたの組織の文化や制約も尊重します。「どうひらくか」は、押しつけではなく対話から決めていきます。
Value 3. 学びを、個人とチームに還元します(学習)
わからないと言えること、わからない状態を持ちこたえられることを、対話の土台に置きます。その土台の上で生まれた気づきを、個人の経験で終わらせません。チームの学びとして残し、次の実践と判断に活かします。
私たちの約束(Collable Promises)
- プロジェクトで得た気づきを、個人の経験で終わらせません。チームの学びとして残し、次に活かします。
- わからないことをわからないと言います。わかったふりをして進みません。
- 「分からない」という状態を、弱さではなく対話の入り口として扱います。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 気づいたことや感じたことを、小さなことでも共有してください。それがチーム全体の学びになります。
- 急ぐ場面でも、立ち止まって確かめる判断を、一緒に尊重します。
Value 4. 不確実性を、味方にします(柔軟性)
多様な人が関わるプロジェクトでは、想定外のことが起こります。そのとき、組織の枠組みやルールへの固執が、大切な声や出来事を受け取れなくする壁になることがあります。不確実性を前提として受け取り、うまくいかなかったことも隠さず一緒に立ち返りながら、目的に合うあり方を見直し続けます。
私たちの約束(Collable Promises)
- 想定外のことが起きたとき、枠組みやルールへの固執より、目的への立ち返りを優先します。
- うまくいかなかったことを隠しません。一緒に立ち返ることが、信頼の土台だと考えています。
- 不確実性を、排除すべきリスクではなく、新しい可能性の入り口として受け取ります。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 計画通りにいかないことを、一緒に前向きに受け取れる関係をつくりたいと思っています。
- 良いことも、そうでないことも、起きたことを一緒に受け取れる関係でいたいと思っています。
Value 5. 揺れを抱え、対話を続ける文化を育てます(レジリエンス)
迷いや緊張がある場面でも、対話を投げ出しません。多様な正しさがある前提で、目的に立ち返り続けます。あきらめないことと、相手を尊重することを両立させる文化を、一緒につくります。
私たちの約束(Collable Promises)
- 迷いや緊張がある場面でも、対話を投げ出しません。
- 「正解が一つではない」という前提を、常に持ち続けます。
- あきらめないことと、相手を尊重することを、同時に大切にします。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 答えがすぐに出なくても、その状態を一緒に持ちこたえられる場をつくります。
- 迷っていること、揺れていることを、そのまま持ち込んでいいと思っています。それが対話の出発点になります。
Value 6. 境界をまたいで、つなぎ直します(越境)
一つの分野や組織の中だけでは、インクルーシブな取り組みは完結しません。関わる人の言語や前提も多様で、それぞれの境界をまたぐことが必要になります。分野や組織、立場の境界をまたぎ、翻訳し、関係をつなぎ直しながら、チームとして前に進みます。
私たちの約束(Collable Promises)
- 分野や組織、立場の違いを、障壁ではなく多様性として受け取ります。
- 異なる言語や前提を持つ人たちの間に立ち、翻訳しながら関係をつなぎ直します。
- 自分たちの専門領域に閉じず、必要な知識や人を外から持ち込むことをためらいません。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- あなたの組織や分野の言葉や文化を、尊重しながら一緒に翻訳していきます。
- 「畑違い」と感じる視点や経験こそ、持ち込んでほしいと思っています。それが新しいつながりの種になります。
Value 7. ユーモアと遊び心で、関係をつくります(遊び)
遊びは創造性の種です。制約の中でも遊び心を持ち込むことで、思いがけないアイデアや新しい視点が生まれることがあります。それだけでなく、緊張が高い場面でも関係をほどく余白をつくり、お互いの人間性に触れる入り口にもなります。信頼と創造性を育てるために、遊び心を大切にします。
私たちの約束(Collable Promises)
- 緊張が高い場面でも、関係をほどく余白をつくることを大切にします。
- 遊び心をプロジェクトの中に持ち込み、思いがけないアイデアや視点を一緒に楽しみます。
- ユーモアは、誰かを軽んじるためではなく、お互いの人間性に触れるために使います。
一緒に守りたい約束(Working Together Promises)
- 「こんなこと言っていいのかな」という小さなアイデアや思いつきを、持ち込んでいいと思っています。
- 笑える場面を、一緒に大切にしましょう。それがチームの信頼と創造性を育てると信じています。
「当事者」について
本資料における「当事者」とは、ある製品・サービス・制度・場のあり方によって、日常生活や社会参加のしやすさが左右されやすい立場にあり、その経験にもとづく視点や知恵を持つ方々を指します。Collableは当事者を「意見を述べる役割の人」としてではなく、共に問いを立て、学びをつくるための協働者として尊重します。