【活動報告】2015/12/26 〜多様性×演劇〜ワークショップデザインプログラム

新年明けましておめでとうございます。インターンの山本です。今年も活動やブログ更新などなど・・・頑張らせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

さて、2015年最後の活動として12月26日に~多様性×演劇~ワークショップデザインプログラムの第2回目ミーティングを実施しました。

これから演劇のワークショップを作っていく立場である私たち。そもそも演劇とはどのようなものなのかを考えるための時間として、柏木さんによるワークショップと課題図書「限界芸術論」の読み合わせを行いました。

まずは柏木さんによるワークショップ。最初に二人組みになってさまざまなワークを行いました。二人組で手押し相撲をしたり、片足で立った状態で手押し相撲を行ってみたりして、導入の時点で既に賑やかな雰囲気になっていました。

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▲片足で手押し相撲をする参加者たち

次のワークでは二人組になり、柏木さんの言った二つの役割をそれぞれ瞬時に演じる、ということを行いました。参加者たちは瞬時に演じてポーズをとらなければならない上に、相手と話をする間もなく役が被らないようにしなければなりません。

「やったー!うまくできた!」というグループもあれば「また被ったよ~」といったグループもあり、こちらのワークでも非常に盛り上がりました。

続いて二人組や三人組で柏木さんの言ったものになりきる、というワークを行いました。参加者たちはそれぞれのものになりきるために他者と全力でコミュニケーションを取り合っていた姿が印象的でした。また参加者たちの笑顔もたくさん見ることができたため、みんなで楽しみながらワークに参加をすることができたのではないか、と思います。

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▲これは何と何を演じているときでしょう?ご想像ください!(ちなみに一番左の方が柏木さんです。)

続いて柏木さんがお持ちいただいた六冊の絵本の中から一冊を選び、その絵本をもとに絵本の一部分を三人で演じ、発表会を行う、というワークを行いました。

一冊の絵本を選んだあと、早速三人組でどの場面をどのように演じるのかの作戦会議に。作戦タイムが3分ほどしかなかったため、悩んでいる暇はありません。お互いにどんどんアイデアを出し合いながら、どの場面をどのように演じるのかを決めていきました。こちらのワークでも限られた時間の中で一つの作品を作り上げるために熱心に他者とコミュニケーションを取り合っている参加者たちの姿が印象的でした。

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▲作戦会議をする参加者たち

続いて「限界芸術論」の本の読み合わせを行いました。初めに参加者たちは二つのグループに分かれ、この本を読んだことを踏まえて身近な芸術だと思うものを書き出し、それらを純粋芸術、大衆芸術、限界芸術の3つにカテゴライズしてみる、ということを行いました。

そして他のグループが書き出し、分類した芸術だと思うものをお互いに見た上で、なぜその芸術が純粋芸術に分類されるのか、または大衆芸術や限界芸術に分類されるのか、といったことを考え、お互いに意見を出し合いました。

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▲純粋芸術、大衆芸術、限界芸術にカテゴライズする参加者たち

私は今回の柏木さんによるワークショップと「限界芸術論」の読み合わせの中で二つの重要なことに気づけたように感じます。

一つ目は、絵本を元に行った最後のワークでの発表会のときのことです。

このとき私の中で初めて恥ずかしさ、という感情が生まれました。ワークショップ前半部分は楽しみながら様々な役を演じていたのですが、発表会になった途端に「もうやめていいですか?」と言ってしまうほど演技をやめたいと思っている自分がいました。

このときのことをワークショップ後の感想として柏木さんに言うと「それは自分ができること以上のことをしようとしているからだよ。自分にできる範囲でやれることをやったらいい。」という言葉を言っていただきました。

今回私は、柏木さんのワークショップの参加者として参加をしたのですが、演劇のワークショップを作る立場としてとても重要なことに気づけたように思います。多様性×演劇、というテーマで動き出しているこのプロジェクト。まだ参加者の対象を具体的には決めていませんが、多様な人たちに参加をしてもらえるような企画にしたい、と思っています。参加者たちが自分に一番合った演じ方ができ、かつ楽しめる、そんなワークショップを作っていきたい、と思えた瞬間でした。

二つ目は「限界芸術論」の本の読み合わせの終盤のときのことです。

「すべての芸術は私たちの経験や生活から生まれる」こんな言葉を柏木さんはおっしゃいました。私たちの経験や生活が美的経験となりやがて芸術となる、ということなのですが、私たちはどうしても芸術と日常は遠くかけ離れた存在だと思いがちだと思います。少なくとも私はその一人でした。

しかしすべての芸術が私たちの経験や生活から生まれるのであれば、そんなことを私たちの企画するワークショップで提言できたらいいな、と思えた「限界芸術論」読み合わせの時間でした。

最後になりましたが、柏木さん、とても楽しい時間をありがとうございました!

また第1回目ミーティングの様子もブログにアップしていますので、同時に読んでいただけると嬉しいです。

http://collable.org/blog/1292