【開催報告】ワークショップ「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」

※この記事は代表山田のブログから一部転載しております。

 

6月15日、演劇百貨店店長こと柏木陽さんと一緒に「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」というワークショップを行いました。

実施から1週間以上経ってしまったのですが、ワークショップが終わったあと、「福武ホール、もっと遊べる」と実感し、とってもワクワクしました。本当に雨が降らなくて良かった。

 

 

当初は20名の参加者を募っておりましたが、申込み多数だったため、急遽30名ギリギリまで募集した次第です。

参加できなかったみなさま、本当にすみませんでした。。またお越しいただけると嬉しいです。

 

実は今回のワークショップは、カフェイベントEduce Cafe(NPO法人EduceTechnologies)との入れ子企画で、昼間に実施した「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」を、後半のカフェイベント「『エンゲキで遊ぶ』をしゃべる」で、実際当日に行ったワークショップの写真を見ながら振り返る、という企画でした。

 

会場はお馴染み東京大学本郷キャンパスにある、福武ホールです。

 http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/

 

そのため、今回は写真もプロのカメラマンの方にお願いしております。

こんな素敵な写真を撮ってくださったのは、プロの写真家、金田幸三さん。

 http://www.ozok.jp/site_ozok/site_ozok.html

 

 

今回は、まずワークショップ「モノで演じる、エンゲキで遊ぶ」について報告します!

 

今回は大人のほうが少し多い人数比率ですが、マイノリティのはずの子どもたちの自由奔放な姿に戸惑う、マジョリティの大人のみなさまの図。(笑)

今回の最年少参加者は2歳の女の子。今日は、この2歳児ちゃんに合わせてプログラムを実施することにしました。

 

まずは「だるまさんがころんだ」をスタジオ内で実施。鬼は「おっちゃん」こと柏木さん。

 

 

 

お気づきかと思いますが…狭い。(笑)

そして、こういう場所で大活躍するのはちびっこのみなさん。

我こそはと鬼の背中をめがけてダッシュしてきます。そしてちびっこたちに想いを託す大人の図です。(笑)しかし狭い。

 

 

 

ということで、次。スタジオの外へ。次はながーい廊下でだるまさんがころんだをやります。ただし、従来のだるまさんがころんだにルールをつけていきます。

 

 

 

鬼が振り返ったときに固まることに加え、複数でくっつくよう指示されます。後半ではくっつく身体の部位が指定されることも。鬼の指示通りに出来なかった人は、一番後ろからやり直し。

つまり、協力し合わないと鬼に勝てません。ということで、大人もちびっこも協力しあって、鬼に攻めていきます。

 

 

 

 

んー、しかしこれでも狭い…。

ということで、次は福武ホールの外へ。次はいろいろな動物やものになりすましながらだるまさんがころんだをやります。晴れてよかった!

 

これはヘビ。いろいろなヘビがいますね。

 

 

協力しあって自転車になったり。

 

 

扇風機にもなりました。さらに、おっちゃんがスイッチをいれると扇風機が動きます。

 

 

いろいろなものになりすましていくうちに、だるまさんがころんだのことをすっかり忘れていました。(笑)

 

次は室内で紙をつかって遊びます。

 

 

2人1組で紙を落とさないようにしていたら、自然とアーチが出来上がっていました。アーチをつくったり、その下をくぐったり。

 

 

紙とお友達になれたところで、ここからが本番です。(やっと…。笑)

4グループに分かれてもらい(各グループにちびっこ1人以上)、「浦島太郎」のワンシーンを演じてもらいました。

浦島太郎のどのシーンをみんなでつくるか、まずは話し合いから。どのシーンで誰が何の役になるのかを考えます。

 

 

 

そして各チーム発表。これは亀がいじめられている冒頭のシーンですね。

 

 

浦島太郎が龍宮城に到着するシーンも。

 

 

浦島太郎のことを思い出してもらいつつ、次は、自分たちの演じる「場所」も決めて、浦島太郎のシーンを演じます。

福武ホールの周辺であることを条件に、各チームが外に出発します。みなさんが持ってきてくださった新聞紙も使いながら、演出を深めます。

 

 

 

 

さて、各チームが発表した様子はこのとおりです。どのシーンかわかりますか?

 

自動ドアを巧に利用していますね。

 

 

福武ホールの外階段や地下1階の部分を上手に使っています。

 

 

これはちょっと見えにくいかな。奥に浦島太郎がいます。

 

 

鑑賞中。鑑賞する場所も、指定されます。

 

 

これは福武ホール隣の藤棚の下ですね。龍宮城にいる様子かな。

 

 

最後、玉手箱を開けておじいさんになるところまで演出してくれました!

 

 

2時間という短い時間に、「おとな」も「こども」も関係なく、動きまわって遊びました。身体を使って楽しく誰かと関わること、そして、福武ホールという特徴的な建物全体を「ステージ」に見立てること、が今回の目的でした。

 

 

 

今回の大人と子どもの比率を例えると、地域で見られる大人と子どもの割合にほぼ等しいと言えます。しかし、まちなかで出会う子どもたちと、こうして遊ぶような機会は減ってしまっているようにも感じます。大人も子どもも、多くの人が街中でお互いすれ違っているにもかかわらず、大人も子どもに「出会わない」し、子どもも大人に「出会わない」ことが多くなってしまいました。とはいえ、闇雲に世代の違う人達が関わり合う機会を作ることは、年々難しくなってきたように思います。

 

また、福武ホールは建築家の安藤忠雄さんの設計でおなじみですが、福武ホールという特徴的な建物が、もっと活かされる活用法はないのだろうか、というのが、この企画の出発点の1つでした。建築家はすべての設計に意味付けをしながら、1つの建物を生み出しているはずです。しかし、その1つひとつの意味付けを、利用者は意識しないことが多いのではないでしょうか。外階段も、地下2階の入り口前も、地下1階の入り口前も、とても特徴的であることが、写真からも確認できると思います。

多くの団体が利用するこの面白い建物福武ホールが、1つの大きなステージにならないのか、という思いで、今回ワークショップを企画しています。安藤忠雄さんは、どう感じるのか、個人的には気になるところです。

 

Collableは、いろんな子どもたちが、いろんな世代の大人と出会う機会を、これからも増やして行きたいと思っています。

 

最後に、NPO法人演劇百貨店の柏木陽さん、NPO法人EduceTechnologies森玲奈さん、素敵な写真を撮ってくださった、金田幸三さん、本当にお世話になりました。